Martの誌面でDIYのアイデアやテクニックを教えてくれている蓮見京子さん。実際にDIYで自宅をリアルにバージョンアップしていく様子は、とても参考になります。その蓮見さんが、昨年新居に引っ越してから、さまざまな手が加えられたキッチンを紹介してくれました。
眺めて癒される……そんなディスプレーをいまも追求
「以前の家も気に入っていましたが、新居は一から自分好みに変えられてさらに気に入っています。
もともと新居のキッチンの奥の壁は白で、少し味気ない気がして早速グレーに塗ったんです。グレーといっても微妙な違いのトーンがさまざまあり、迷いながら選ぶのも楽しかったです。
その壁に雑貨を飾る木の棚も自分で取り付けました。左右の棚の高さを変えて互い違いになるようにしたのもこだわりです。出かけた先で、この木棚にふさわしい小物を探しちゃうくらい思い入れが強い棚なんです。というのは、ひとりの時間にお茶をしながら、ダイニングテーブルから眺める風景に自分の好きなものだけがあるって、幸せに感じませんか?
食器棚として新調したMOMONATURALのカップボードも木目にして、グレーの壁、黒い家電に対してふと癒されるウッド調を加えているのも実はこだわりなんです」
ふと目をやる壁のディスプレーにもとことんこだわります
せっかくなので、新しいキッチンのこだわりなども見せてもらいました。
調理道具や家電はブラックかステンレス
「コンロまわりでも、鍋やターナーなどの ツールはブラックかステンレスで統一」
炊飯器、トースターレンジ、ホームベーカリー、オーブンレンジなど、背面のキッチン家電はすべてブラックで統一。また、ガラス小物も好きで、壁の棚にはアンティーク風のガラス瓶をディスプレイ。
収納力があるシステムキッチン
「コンロ下の大きい引き出しには鍋類を収納しています」
「食洗器の下にも引き出し。最近のシステムキッチンの収納力に感動(笑)」
食器棚は木目のMOMONATURALのカップボード
「よく使う食器は観音開きの棚に。仕切り板で細かく分類できるのも助かります」
「生活感の出てしまうごみ箱を戸棚に入れられ、扉で隠せます」
「浅い引き出しには毎日出し入れするカトラリー類を」
いかがでしたか? グレー+ブラック+木目という好みのカラーリングで、目に入るコーナーには幸せな気持ちになれる小物が飾られている…。好きなものに囲まれた蓮見さんのお気に入りのキッチンには、参考にしたいアイデアが詰まっていました。
撮影/志波慎寿介
Mart2023年夏号 Martistレポートより。