いまだに男性的なイメージが強い「キャンプ場」ですが、女性にもおすすめできる、おしゃれなキャンプ場も増えてきています。
中でも「FOLKWOOD VILLAGE 八ヶ岳」はそのルーツを聞けば納得!の、美味しくておしゃれな、居心地抜群のキャンプ場でした。
運営は“おしゃれ飲食店といえば”のあの会社!
「FOLKWOOD VILLAGE 八ヶ岳」を運営するのは、「トランジットジェネラルオフィス」。湘南の「Pacific DRIVE-IN」 やギリシャレストラン 「THE APOLLO」、大阪の「ALL DAY COFFEE」など、Martでも度々取材やコラボグッズ販売を行なってきたお店をはじめ、さまざまな飲食店のプロデュースや運営を行なっている会社です。
そのトランジットジェネラルオフィスが初の直営キャンプ場をオープンしたのは昨秋。キャンプ・カフェ ・ サウナ ・ ショップ ・プレイグラウンド ・ワーケーションオフィスからなるアウトドア複合施設ということで、ずっと気になっていたのですが、先日ようやく行くことができました。
「おいしいキャンプ」の謳い文句に違わぬ実力
こちらのキャンプ場のコンセプトは「おいしいキャンプ」。数々の飲食店を運営するだけあり、バラエティに富んだミールキットが売りの一つです。我が家はいつもBBQという名の焼肉をしてしまうのですが、今回はミールキットの中の「骨つきスペアリブのオリジナルスパイスロースト」をいただきました。
こちらがミールキット。スペアリブと野菜とハーブ、オイルやスパイス、塩こしょうがセットになっています。
まずは肉に塩をまぶした後、オリジナルのスパイスをすり込みます。スパイスの中身が気になります…。
じゃがいもは一般的なもののほか、紫のものもセットに。”映え”も抜群です。
ダッチオーブンに油を引き、肉に焼き色をつけます。
肉をいったん取り出し、野菜に軽く火を通したら…
肉を野菜の上にのせ、ハーブをその上にのせます。
あとは10〜15分の間火にかけるだけ。
そして完成!ハーブとスパイス、そしてもちろんスペアリブの美味しそうな香りが漂います。
家族全員絶賛!美味しすぎました
肉といえばビール。売店ではクラフトビールも売っているので、そちらで乾杯!
大人はもちろん、小3の息子が「うますぎる!」とかぶりついていました。ハーブやスパイスもそこまでクセがないので、子どもでも美味しくいただけました。
心地よくステイできる施設にも感動
管理棟に併設されている売店では、キャンプに必要なさまざまなアイテムを買うことができます。
アメリカンテイストの管理棟には、受付以外にも売店、カフェ、そしてトイレやシャワー、ランドリーも。
燃料や薪、ゴミ袋などの消耗品はもちろん、オリジナルのアパレルも。
こちらは「FOLKWOOD VILLAGE」オリジナルの食器用洗剤。石油系界面活性剤不使用、環境負荷が少ない成分に分解されるので安心して使えます。
地元・山梨の特選米粉「NINJA」を使ったパンケーキミックスなど地元産の食材や、キャンプ場オリジナルのナッツやフレーバーソルトも。
女子ゴコロをくすぐる、おしゃれなディテールに感動
私は男なので、この見出しはおかしいですね…(汗)でもまさにこんな感じなんです!ここは数々のおしゃれな店舗をプロデュースしてきたノウハウが遺憾無く発揮されている部分だと、個人的に感じました。細かいところですが、キャンプ場の居心地に影響する気がします。
キャンプ場の入り口付近には、大きな「CAMP」のオブジェ。記念撮影にぴったりの映えスポットです。
トイレの入り口にはこんな遊び心が!
場内の案内札も憎らしいほどおしゃれ。
「HAVE A GOOD CAMP」のメッセージも嬉しい。
流行りのサウナも完備!
今回は子ども連れの1泊ということもあり、入る時間が取れなかったのですが、パブリック、プライベートの2つのサウナがあるのもこちらの特徴。パブリックは90分の入れ替え制で平日¥2,500/土日祝¥3,000(1名あたり)。プライベートは2時間の貸切制で平日¥20,000/土日祝¥22,000(1棟)。
サウナエリアへの入り口。こんな看板をくぐって、細い道を降りて行きます。
受付では、オリジナルのサウナグッズも販売しています。
キャンプ場らしく、ティピータイプのサウナ。
子ども連れにうれしい遊具コーナーも!
ファミリー向け、と謳っている訳ではないこちらのキャンプ場ですが、子どもも大人も楽しめる遊具コーナーがあります。体を動かしたい年頃のお子さんがいるママにも安心!
林間キャンプ場だけあって、木と木の間に設置されたハンモックが。
ハンモック好きの息子は「揺らして!揺らして!」とブランコのように楽しんでいました。
さまざまな遊び方ができ、いま人気の「スイングライン」も設置されていました。
未就学児向けにはすべり台も。
チェックアウト後のお昼にもピッタリのカフェメニューも!
冒頭、こちらのコンセプトが「おいしいキャンプ」と書きましたが、それを体現するもう一つの柱がカフェ。管理棟に併設されていて、ひと味違うこだわりのメニューが楽しめます。
注文した妻も息子も絶賛!甲州ワインを作る際の搾り粕を飼料に育てたワインビーフを使ったパティは粗挽きで肉の味がしっかり。¥1,880
こちらもワインビーフを使用したガパオライス。ライムを絞って爽やかな味わいに。¥1,380
ペット用には手作りの枝豆クッキーもありました。5個入り¥250
ゆっくりとリラックスタイムを過ごしたいキャンパーにおすすめ
以上が「FOLKWOOD VILLAGE」の宿泊レポートです。1泊を通じて感じたのは、「なんとも言えない居心地の良さ」。自然を生かして作られた林間サイトでは、見上げれば風にそよぐ木の揺らぎをいつでも感じることができます。
巨大なキャンプ場ではないので、水場やトイレが比較的近くにあることもメリット。またシャワーはチケットの事前購入が必要ですが、3分で止まるコインシャワーではなく、落ち着いて体を洗うこともできます。
そして、なんといっても全体のデザインに漂うセンスの良さは、おしゃれ好きな女性にこそおすすめしたいです。
【DATA】
〒408-0044 山梨県北杜市小淵沢町3900-2
TEL:0551-37-4130
中央自動車道 小淵沢ICより車で3分
https://folkwood-camp.com/
キャンプサイト親子4人で利用した場合の目安は、レギュラーサイトで¥5,000〜。時期、日程によって料金が異なりますので、詳細はURLをご確認ください。
撮影・文/小松伸司