パナソニックが1位、日立が2位など強い日本勢~台湾8月除湿機の販売状況【BtoC最前線~台湾の流通と消費動向】ワイズリサーチのConsumer Report
台湾消費者のビッグデータからみるBtoC市場の最新動向
ワイズコンサルティング グループ(本社:中華民国台北市、代表取締役:吉本康志)のワイズリサーチは、【BtoC最前線~台湾の流通と消費動向】ワイズリサーチのConsumer Reportを発行しました。本レポートは、500万人超の台湾消費者のビッグデータから消費動向、売れ筋商品、流通チャンネル別の販売動向に関する最新情報をまとめています。今週は、除湿機の販売状況をレポートします。
台湾は年間平均湿度が70%以上であり、普段から除湿グッズや除湿機を利用する人が多い。特に北部では家庭における除湿機の普及率が60%と高い。今回は除湿機の主要販売チャンネルである▽量販店▽3C(コンピューター、通信、家電)販売チャネル▽電子商取引(EC)サイトの消費データに基づき、5/10~9/5期間中の除湿機の販売状況を分析する。
父の日商機 各販売チャンネルが好調 8月第1週の3C販売チャンネルの購買人数は300%増 ECサイトの購買人数は239%増
除湿機の主要販売チャンネルは父の日商機、台湾の大雨警報の多発が重なったことで、8月第1週(8/2~8/8)の3C販売チャンネル、量販店、ECサイトの購買人数はいずれも大きく伸びた。内訳として、3C販売チャンネルの購買人数は前週比300%増、ECサイトの購買人数は同239.79%増、量販店の購買人数は同133.33%増だった。(※台湾の父の日は8月8日)
また、3C販売チャンネルの店舗別の購買人数は高い順に▽燦坤3C▽全国電子(e-ライフモール)▽順発3C▽大同3C▽三井3C▽三創生活園区だった。ECサイトのサイト別の購買人数は高い順に▽momo購物網(momo)▽PCホーム24h購物▽蝦皮購物(Shopee)▽Yahoo奇摩購物中心▽生活市集(buy123)▽東森購物(ETモール)▽friDay(フライデー)だった。
8月の除湿機販売ランキング パナソニックが総合トップ
消費者向けに電子レシートを保存できるアプリを提供するインボス社がまとめたデータによると、2021年の8月の除湿機メーカー別の販売ランキングの上位20位は順に▽Panasonic、▽HITACHI、▽LG、▽MITSUBISHI、▽SHARP、▽Whirlpool、▽NewWidetech、▽FRIGIDAIRE、▽SAMPO、▽HERAN、▽Mistral、▽WINIX、▽TECO、▽3M、▽GPLUS、▽AIRMATE、▽Iris Ohyama、▽CHIMEI、▽GoodWorth(GW)、▽ROOMMI、だった。
このうち、Panasonicは除湿機の総合販売トップで、とくにECサイトでは同社製品のF-Y22EN(除湿量11リットル)の販売が好調だった。なお、ECサイトの売上高はmomo購物網(momo)とPCホーム24h購物が最も高かった。また、Panasonicの除湿機は同時に3C販売チャンネルの販売トップで、中でも燦坤3Cでの売上高が最も高いものだった。
一方で、量販店では販売ランキングの上位5位は順に▽Whirlpool、▽LG、▽Panasonic、▽AIRMATE、▽SHARPだった。2位のLGは特にインバーター方式除湿機がコストコでの販売が好調だった。
※データ提供:invos Data
消費データの観測期間:5/10~9/5
・観測対象:約9,000件の除湿機消費データ
・観測チャンネル:3Cショップ、量販店、ECサイトなど計13店
【会社概要】
会社名:ワイズコンサルティング グループ
所在地:中華民国台北市襄陽路9號8F
代表者:吉本康志
設立:1996年11月
URL:https://www.ys-consulting.com.tw/
事業内容:
・経営コンサルティング(人事労務・マーケティング・経営戦略・情報セキュリティ)
・人材トレーニング(階層別研修・職種別研修)
・日本語台湾経済ニュース、機械業界ジャーナル配信
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【お客様からのお問い合わせ先】
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