Mart読者の誌上家計相談②「下の子の教育費がかかりだしたらちゃんとやっていける?」

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子どもの成長とともに、進学などでお金がかかるときがやって来ます。備えが必要とはわかっているものの、いったいどう備えたらいいのでしょうか? そこで、他の家庭はどうしてるのか、面と向かっては聞けない実情を大公開。自身も6人の子どもを持つファイナンシャルプランナー横山さんが、真剣アドバイス!

神奈川県在住K.N.さんの場合

パート勤務。預金より増やせる可能性が高く、節税、途中で売却もできると聞き、勤務先の銀行で促進していたつみたてNISAを活用して投資信託を。ボーナスはなるべく貯金し、貯まったら定期預金に。現在の定期預金の金額は500万円。

■K.N.さんの心配事
下の子の教育費がかかりだしたらちゃんとやっていける? 年の差きょうだいだからこその備え方はある?


★家族構成
夫(33歳)
妻(37歳)
長女(10歳)【学費の備え方】1年少し前からつみたてNISA月2万円
長男(4歳)【学費の備え方】18歳満期の学資保険約400万円

★K.N.さんの家計
月の手取り収入 約47万円
年間ボーナス 約100万円
貯金総額 約 500万円
1カ月の支出
住居費 ……………. 10万円
食費 …………..4万5000円
光熱費 ……………… 3万円
通信費 ……………… 3万円
子ども費(長女のピアノ、 英語) …………2万8000円
被服費 ……………… 2万円
子ども小遣い ……2000円
夫小遣い …………… 3万円
妻小遣い ……………4万円
レジャー費 ….1万5000円
日用品・雑費 ..1万5000円
車両費………..1万4000円
夫の生命保険 …1万8000円
長男の学資保険 …. 2万円
長女のつみたてNISA…………………….. 2万円
ペット ………..1万5000円
その他 …………….約3万円
月の貯金額 …………..なし 

横山さんのアドバイス
生活防衛資金はあるので少し運用に回しては」

「ボーナス以外に、月々の貯金もできるといいので、支出の見直しをしては。定期預金が 500万円ありますが、300万~400万円あれば生活防衛資金としての備えはOK。100万 円くらいを少しずつ投資に回すのも、一つの手です。夫名義のつみたてNISAの非課税枠も活用するといいですね。途中で売却もできるので、臨機応変に使えますよ」

教えてくれたのは

家計再生 コンサルタント
横山光昭さん
株式会社マイエフピー代表取締役。独自の家計再生 プログラムの相談・指導に高い評価がある、庶民派ファイナンシャルプランナー。『お金と人生の計画帳 100年生きる私たちのマネープラン』(主婦の友インフォス)など、著書は累計330万部超え。

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イラスト/カツヤマケイコ 取材・文/鹿志村杏子 構成/長南真理恵

Mart2020年2月号
毎月カツカツじゃ困るから「子どもの学費」を無理せず貯めるコツを教えて! より

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