【専門医がアドバイス】人には聞けないデリケートゾーンのお悩みQ&A

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更年期障害やPMSなど、さまざまな不調に悩みがちなMart世代。なかなか人に言いづらいお悩みについて、専門家が優しくアドバイス!ぜひチェックして参考にしてみてください。

\教えてくれたのは/
なおえビューティークリニック院長
喜田直江先生
喜田直江先生
産婦人科医として多数の分娩・手術症例を経験。その後形成外科の分野へ進み、美容外科に勤務。婦人科系の美容手術は日本有数の症例数を誇る。2011年、美容婦人科治療専門病院であるなおえビューティークリニックを開院。

Q.30代半ば過ぎから デリケートゾーンの臭いが気になるように なってしまいました。

A.pHバランスを考慮した弱酸性の専用ソープで丁寧に洗いましょう。

臭いのいちばんの原因は、ケアがしっかりとできていないこと。加齢により膣にうるおいがなくなり雑菌が増えやすくなるので、ひだとひだの間など汚れが溜まりやすい部分は丁寧に洗うことが大切。ボディソープではなく、刺激が少ないデリケートゾーン専用の洗浄剤を使って。

Q.年々PMSがひどくなり、自分でも コントロールできずつらさを感じます。

A.ホルモンの変化が原因の可能性も。無理せず薬も上手に活用して。

PMSの症状は個人差があり、程度もさまざま。生理前は女性ホルモンの分泌量が急激に変動することで、心と体に影響があるといわれています。サプリメントや、病院で処方される薬や漢方薬などを活用しましょう。ホルモンの状態が安定するので、ピルの服用を検討しても。

PMSに悩む女性

Q.デリケートゾーンの 黒ずみが気になるのですが、 どうしたらいいでしょうか?

A.こする、締めつけるなどの摩擦や圧迫をできるだけ避けて。

女性ホルモンによる刺激のほか、摩擦や圧迫も黒ずみの原因に。まずは締めつけない下着を選ぶ、デリケートゾーンを拭くときはこすらないなど、摩擦や圧迫を極力避けることが大切。できてしまった黒ずみを改善するには、クリニックでピーリングを受けるのが効果的です。

Q.出産を機に、膣のゆるみを感じるように。 改善する方法は?

A.骨盤底筋の筋力低下によるものなら、膣トレーニングが有効です。

骨盤底筋が弱くなると膣圧が弱くなり、ゆるみに繋がるので、まずは骨盤底筋を鍛えることが大切。ただし出産するとどうしても膣は広がります。さらに加齢で膣内の壁が薄くなることもゆるみの原因に。膣の中を狭めたいときは、クリニックで施術を受ける選択肢も。

取材・文/森本奈穂子 イラスト/itabamoe 編集/倉澤真由美

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